世界の名作照明Ⅺ

  • 2020.03.02 Monday
  • 19:47

JUGEMテーマ:ニュース

 

今回は、「世界の名作照明」の第十一弾として「世界の名作照明Ⅺ」を紹介します。

 

初めに、2003年に「ハビタット」社から発売された「トード・ボーンチェ」がデザインした「ガーランド」です。

 

ガーランド

 

「ガーランド」は、草花や木をモチーフとしたロマンティックな照明で、 1本の蔦のようなメタルシートを電球やコードにクルクルと巻いて自分の好みで作ることができます。

照明としてだけでなく、ハサミなどで簡単に切れるのでお部屋のカーテンレールや既存の照明器具などにもくるくると巻きつけられるので、いろいろと楽しむことができます。 ゴールドの表面が鏡面加工されているので、灯りを付けるとキラキラと反射し、美しさ灯りを灯します。

 

 

ガーランド2

 

もともと、「ガーラント」は、2002年に「ハビタット」社に向け、2004年に「アーテクニカ」向けに設計された。2019年にスタジオ制作の製品としてリニューアルされた。

 

「トード・ボーンチェ」は、 1968年にオランダに生まれ、 1991年オランダの「デザインアカデミー」を卒業し、渡英した。

1994年に、「RCA」を卒業後、自主制作を続けながら「ハビタ、オーセンティックス」から作品をリリースする。

2003年は、英国デザインミュージアムのデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。 

 

「ハビタット」社は、英国のインテリアデザイナーの「テレンス・コンラン」が、1964年に創設したブランドで、ロンドンに第一号店をオープンした後、1973年にはパリへ進出した。現在は、仏小売グループ「CAFOM」の傘下に属し、パリに7店舗を構えるほか、ドイツ・スペインなど、欧州を中心に展開しています。

 

「アーテクニカ」社は、ロサンゼルスに拠点を置き、魅力的な心躍る様なデザインを用いることによって 日常的なアイテムの活用目的を高めようと考えているデザイン会社です。

 

次は、2004年に「カルテル」社か発売された「ピエトロ・フェルッキオ・ラビアーニ」がデザインした「ブルジー」である。

 

ブルジー

 

「ブルジー」は、バロック調のモチーフの3枚のベースのフレームで構成されていて、シェードは大きめなプリーツ装飾である。点灯すると神秘的な光を放ちます。個性的で様々な環境にフレキシブルに順応するので、応接間のサイドテーブルランプとして、ベッドサイドのスタンドライトとし使用でき、読書用ランプとしても最適である。シェードは、3段階の高さに調節することが可能です。

 

 

「ピエトロ・フェルッキオ・ラビアーニ」は、1960年にクレモナ生まれ、1986年に「ミラノ工科大学」の建築学科を卒業した後、「デ・ルッキ」の事務所に入社した。1991年に、「カルテル」社のアートディレクターを務めた。1997年に、「アッキーレ・カスティリオーニ」と共に、「ジオ・ポンティ」と「ヴィコ・マジストレッティ」に捧げられた展覧会をデザインした。

 

「カルテル」社は、1949年に「ジュリオ・カステッリ」がイタリアで創業した50年以上の歴史あるイタリア最大のプラスチック家具メーカーです。 「ジュリオ・カステッリ」は、設立時に「私達の日々の仕事は、未来を想像するための実験である。技術とデザインを融合させた製品を、時代・経済の流れにいかに乗せていくかが重要なテーマである。」と語っている。

 

次は、2005年に「ライトイヤーズ」社から販売された「セシリエ・マンツ」のデザインした「カラヴァジオ」です。

 

カラヴァジオ

 

「カラヴァジオ」は、そのフォルムを生み出すまでには何度も曲線を描き直し、最も女性らしいラインでデザインされた。ペンダントをぶら下げるコードは、シェードとは異なるトーンのカラーを敢えて採用して、コントラストで鮮やかに映るようにした。又、電球の位置を高い位置に持ってきて、グレアが発生しないように工夫している。

 

カラヴァジオ2

 

「ライトイヤーズ」社は、2005年にデンマークに誕生した照明ブランド で、次世代を背負って立つような有望なデザイナーやキャリア豊かな大物デザイナーとのコラボレーションで、新しいコンセプトをもった照明の生産をモットーとしている。

 

「セシリエ・マンツ」は、1972年にデンマークで生まれ、母親が有名な陶芸家の「ボディル・マンツ」である。「デンマーク王立芸術アカデミー」に入学し、1997年に卒業し「ヘルシンキ芸術デザイン大学」に留学した。1998年にコペンハーゲンに戻って、スタジオ「マンズラボ」を設立した。 2004年にフレデリシアより発表された「ミカド」でデンマークデザイン賞を受賞しました。

 

最後は、「モーイ」社から販売された「フロント」がデザインした「ホースランプ」です。

 

ホースランプ

 

「ホースランプ」は、動物のリアルなスケール感を忠実に再現したアニマルシリーズのランプのひとつであり、モチーフになった動物たちは、ダイナミックな躍動感や、愛くるしさを表現され、夢のインテリアワールドへ誘ってくれるようなランプである。

 

ホースランプ2

 

「フロント」は、スウェーデン出身の女性デザイングループで、彼女達の作品は共通の議論・探検・実験に基づいており、全てのプロジェクトやデザインにおいて、初期のアイデアから形ができるまで一貫して全員でつくっている。

 

「モーイ」社は、2001年に「マルセル・ワンダース」と「キャスパー・フィッサス」により設立され、オランダ語の「mooi(美しいの意)」に1つ"o"を加えることで、さらなる美しさやオリジナリティのあるデザインをめざす意味で名付けられた。2015年から「ロビン・ベバーズ」が共同創業者の「キャスパー・フィッサス」から「モーイ」CEOの地位を引き継ぎした。 2013年からは「マルセル・ワンダース」と「デシレ・デジョン」が同社のアートディレクターを務めた。

 

☆参考

  

   ◇ ヤマギワオンラインより

     〇「カラヴァジオ」

   ◇ アマゾンより

     〇「ガーランド」

 

   ◇ フライミーより

     〇「ブルジー」

   ◇ フライミーより

     〇「ホースランプ」

 

世界の名作照明

  • 2020.02.18 Tuesday
  • 18:57

JUGEMテーマ:ニュース

 

今回は、「世界の名作照明」の第十弾として「世界の名作照明勝廚鮠匆陲靴泙后

 

初めに、「フロス」社から発売された「ジャスパー・モリソン」のデザインのスタンドライト「グローボール」です。

 

グローボール

 

「グローボール」は、徹底的にシンプルさにこだわっているためにデザイン性を感じないが、真丸ではない丸いグローブ状の形態は光が灯った時に大きな白い光の塊として、人間的な暖かさと優しさのある光を放ちます。

 

「ジャスパー・モリソン」は、 1959年にロンドンに生まれ、「キングストン美術学校」、「RCA王立美術大学」を卒業後、1984年に奨学金を取得して、「ベルリンHdK」で学び、1986年にロンドンにデザインオフィスを構える。現在は、ロンドンに本社を構え、2002年にパリ、2007年には東京に支社を開設した。1905年には、盟友である深澤直人と「スーパーノーマルプロジェクト」を設立し、2006年には初めての「スーパ―ノーマル展」を東京で開催した。2009年には「ジャスパー・モリソン・リミテッドショップ」をロンドンにオープンさせ、2011年には、オンラインショップを立ち上げている。

 

「フロス」社は、 1962年にイタリアを代表する建築家で、デザイナーである「カスティリオーニ兄弟」を中心に創設された照明メーカーである。照明器具のディフューザーとして「コクーン」という当時の新素材に着目して、すばらしい拡散光を生み出すことに成功した。

 

次は、「モーイ」社から発売された「ベルトイアン・ポット」のデザインのペンダントライト「ランダムライト」です。

 

ランダムライト

 

「ランダムライト」は、ユニークな製作方法で製作した。ビーチボールに糸をランダムに巻き付けて、ビーチボールを収縮させて取り出すこによって出来た形態のランプである。光源をボールの中心に配置することによって、光源から放つ光によってランダムな陰影をつくりだす。

 

「ベルトイアン・ポッド」は、1975年にオランダに生まれ、「アイントホーフェンデザインアカデミー」を1998年に卒業し、友人の「ダニエル・ホワイト」と共に「モンキーボーイズ」の愛称でデザイナーとしてスタートした。

 

次は、2000年に「ヤマギワ」から発売された「吉岡徳仁」のデザインのテーブルランプ「トーフ」である。

 

トーフ

 

「トーフ」は、名前そのものの「豆腐」をイメージして作られ、 コ ンセプトは「光そのものをデザインすること」で、「豆腐」のように仕込み段階で手をかけてカットし、光源を間に差し込むことによって完成した。 照明器具ではなく、光そのものをデザインしたもので、 外側部分はアクリルの塊で出来ており、この30cm四方のアクリルは無色透明で、正面からみると何もない空間に光だけがぼやっと浮かんでいるようにも見え、角度を変えてみて初めて立方体の中に光が差し込まれていることが分かるランプである。

 

「吉岡徳仁」は、1967年に佐賀県に生まれ、1986年に「桑沢デザイン研究所」を卒業後、「倉俣史朗」と「三宅一生」のもとでデザインを学んだ。 2000年には、「吉岡徳仁デザイン事務所」を設立した。紙の椅子「Honey-pop (2001) 」で世界の注目を浴び、ガラスのベンチ「Water Block (2002) 」は、2011年より改修されたパリ・オルセー美術館の印象派のギャラリーで常設展示されている。

 

次は、2004年に「バカラ」から販売された「フィルップ・スタルク」がデザインしたシャンデリア「ブラックゼニス」である。

 

ブラックゼニス

 

「ブラックゼニス」は、「バカラ」の伝統的なシャンデリア「ゼニス」をもとに、透明のクリスタルをブラックに置き換え、電球部分を黒いシェードで覆ったものである。クリアクリスタルの輝きのアンチテーゼであるが、伝統を未来に受け継ぐ作品である。

 

ゼニス
ゼニス

 

「フィルップ・スタルク」は、1949年 にフランス、パリに生まれ、 1968年 パリの「カモンド美術学校」を卒業した。そして、最初のデザイン事務所を設立した。 1969年 に「ピエール・カルダン」の会社のアート・ディレクターになり、インテリアデザイン及びプロダクトデザインを担当した。 1973年 に退社し、 1977年 「ユービック」社を設立した。「ユービック」とは、「フィリップ・K・ディック」の小説のタイトルである。 1979年 アメリカで「スタルク・プロダクト」社を設立した。

 

「バカラ」社は、1764年に「フランス王ルイ15世」により、ロレーヌ地方のバカラ村に「ガラス工場」設立が許可されたのが始まりで、 1816年に初めてクリスタルガラスを製造し、 1841年に現在まで続く「アルクール」シリーズが誕生した。

 1948年に、米国支社をニューヨークに開設した。 1979年、現在まで続く「マッセナ」シリーズが誕生する。

しかし、2017年、中国の投資会社「フォーチュン・ファウンテン・キャピタル」が、バカラの保有会社から株式88.8%を約205億円で買収し、経営権を手に入れ、実質中国企業となった。

 

今回の最後は、2000年に「フロス」社から発売された「コンスタンティン・グルチッチ」がデザインした「メイディ」である。

 

メイデイ

 

「メイデイ」は、使い方に決まりがないデザインの照明で、使用方法は使い手によって決まる。手に持っても、フックなどに掛けても、コードを利用してペンダントライトとしても使えるマルチバーバスなランプである。掛けるときにシェードにある穴を使うと上向きに、ハンドルの先端を使用すると下向きになる。など自由に使用できるランプである。広いスペースで使用できるように4.8mの長さのコードであり、不要な時はハンドルに巻きつけておくことができる。

 

「コンスタンティン・グルチッチ」は、1965年にドイツに生まれ、1990年に「ロンドン・ロイヤルカレッジ・オブ・アート」を卒業後し、1991年に独立した。

 

今回は、「カーサ・ブルータス 202」、各メーカーのHP他を参考に紹介しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ARTISTIC LIGHING

  • 2020.02.10 Monday
  • 21:35

今回は、「エル・デコ」163の「ARTISTIC LIGHING」を参考に紹介します。

 

初めに、「マイケル・アナスタシアデス」のデザインを「フロス」社が製作して「ミラノ・サローネ2017」で発表したペンダントライト「アレンジメンツ」です。

 

アレンジメンツ
Penより

 

「アナスタシアデス」は、ロンドンに1994に設立したスタジオを拠点に、照明器具や家具などのデザインで活躍しています。今回の「アレンジメンツ」は、首から下げる「ペンダント」から着想を得て、「『ペンダント』という言葉が照明器具とジュエリーのふたつの意味をもつことを必然と考え、首にかけたチェーンから下がっているジュエリーは人を美しく、天井から下がっている照明器具は空間を美しく照らす」と語っている。

「アレンジメンツ」は、幾何学模様のモチーフが絶妙なバランスで組み合わされ、部屋の中を優雅に照らしてくれる。

 

次は、「ボーヴァー」社が製作した「ベネデッタ・タリアブーエ」のデザインのペンダントライト「ドーム」である。

 

ドーム
ボーヴァーより

 

「ドーム」は、170以上のピースからなる木組みのシェードは、「ボーヴァ―」社の職人に手作業で製作された。

「ベネデッタ・タリアブーエ」は、イタリアのミラノで生まれ、1989年にベネチアの「アーキテッチュラ大学」を卒業した。1991年には、「エンリック・ミラレス」とのコラボレーションを開始し、彼女とスタジオ「ミラレスタリアブエEMBT」を設立しました。

2004年に、彼女は「ネーピア大学」から名誉芸術学位を取得し、スコットランドの建築家王立協会の会員である。 

 

次は、「リー・ブールム」社が製作したペンダントライトの「チェンバーライト」である。

 

チャンバーライト
リー・ブールムより

 

「チェンバーライト」は、鉛の結晶容器内に彫刻のカッラーラ大理石のディフューザーを収容し、大理石の半透明の品質が魅力的な装飾ペンダントとして、穏やかな光度と指向性のあるダウンライトとして使用することができる。

 

次は、デンマークの新鋭ブランド「プリーズ・ウェイト・トゥビーシッテッド」と建築家「メッテ・シュエルデ」の協業で手掛けたウォールライトの「プラネットランプ」です。

 

プラネットランプ
アクタスより

 

「プラネットランプ」は、丸いプレートの位置を好きなように変えながら、その時の自分の気分にあったオブジェとなる照明で、非常にインパクトのあるデザインのライトである。

「プリーズ・ウェイト・トゥビーシッテッド」は、インテリア写真家「トーマス・イプセン」によって、2014年に設立されたファニチャーブランドである。

 

次は、スペインの建築家「デビッド・ロペス・キンコセス」が「サルバトーリ」社から出したシャンデリア「サイロ」です。

 

サイロ
アーキプロダクトより

 

「サイロ」は、シンプルな大理石のシリンダー26本からなる照明で贅沢な逸品である。

デビッド・ロペス・キンコセス」は、1980年にスペインで生まれ、2004年に「マドリード大学コンプルテンセ」で美術の学位を取得し、その後「ミラノ工科大学」でインテリアデザインの修士号を取得した。

彼は2005年からミラノに住んで、国内外の数多くのインテリアデザインと建築プロジェクトで「ピエロ・リッソーニ」とのコラボレーションを始め、2年後に、マドリードとミラノに拠点を置く自身のスタジオを開設した。

 

次は、「SP ライト」社から天井シーリングライト及びウォールライトの「ピスティリーノ」です。

 

ピスティリーノ
SPライトより

イタリア語で”めしべ””を意味する「ピスティリーノ」は、自然にインスパイアされた形状のユニークで効果的なランプである。1970年に「スタジオバレンテリーノ」によって設計され、2015年「スタジオバレンテリーノ」がなくなったために、「SPライト」社に引き継がれた。

 

次は、「ボッチ」社のクリエイティブディレクターである「オマー・アーベル」がデザインしたペンダントライト「28セミリジッド」です。

 

28セミリジッド
ボッチより

 

「28セミリジッド」は、少し硬めのワイヤーを曲げて、空間に蔦が伸びているような形状を作り出すライトである。

28シリーズは、14シリーズに続いて発表され、職人による手作りガラスで出来ている。

「ボッチ」社は、敷地内にガラス工房を持ち、昔ながらの吹きガラスの工法で、非常にユニークなテクニックでグローブを作っている。 全工程が手作りのため、大きさや窪みの位置や深さなどが全て微妙に違い、幾つかをまとめて使用することにより、このガラスを通す光は陰影に溢れ、見る人にぬくもりを与えてくれる。

 

最後に、 「ヌーラ」社から主力デザイナーの「ソフィ・リファー」がデザインしたウォールライト「リイラ12オプティック」です。

 

リラ
ヌーラより

 

「ヌーラ」社は、2017年に数々の受賞歴を持つ「ソフィ・リファー」を中心にそれぞれデザインバックグランドをもつ3人によってコペンハーゲンに設立された新鋭照明ブランドである。

「リイラ12オプティック」は、豊かな北欧の自然の中にさしこむ光にインスピレーションを受けデザインされた照明で、厳選された材質、最新技術の光源を採用し、スウェーデンの工房で熟練した職人により作られた手吹きガラスのシェードは、上質でやわらかな光をもたらします。

 

今回は、「エル・デコ」、各照明メーカーなどのHPを参照しました。

 

 

 

 

世界の名作照明

  • 2019.11.02 Saturday
  • 05:03

 

JUGEMテーマ:照明デザイナー

今回は、「世界の名作照明」の第八弾として「世界の名作照明次廚鮠匆陲靴泙后

 

初めに、1983年にイタイリアのデザイナー「ミケーレ・デ・ルッキ」がデザインして、「アルテメデ」社から発売されたデスクランプ「トロメオ」を紹介します。

 

トロメオ

 

「トロメオ」は、世界中で評価が高く、多くの建築家やデザイナーに使用されている。このランプは、アルミを使用した軽快で高級感のある仕上がりが特徴的であり、そのフォルムは、 シンプルでシャープな感じがありデザイン重視の空間には、最適なランプである。シンプルな構造のこのランプは、自由自在にアームを動かすことが出来、関節にあるダイヤルで好みの動作に調整することが出来る。

 

トロメオ2
ピンタレストより

このランプは、 1989年に「コンパッソ・ドーロ賞」を受賞している。

 

※「ミケーレ・デ・ルッキ」は、イタリアフェッラーラに生まれ、1976年に「フィレンツェ大学建築学科」を卒業後、「スタジオ・アルキミア」に参加した。1976年には、「オリベッティ」社のデザインコンサルタントに就任し、 1981年イタリアンデザインのニュームーブメント「メンフィス」を結成した。「メンフィス」での成功により、イタリアの照明メーカー「アルテミデ」社、同じく照明メーカーの「フォンタナ・アルテ」社、プラスティック家具メーカーの「カルテル」社など多くの企業と組み活動をする。 1984年には、ミラノに「スタジオ・デ・ルッキ」を設立し、1990年にはプライベートブランド「プロドゥツィオーネ・プリバータ」を立ち上げた。そこを通してクライアントからの注文とは関係なく、イタリアの様々な分野の熟練した職人の技工を使い、彼が興味を持った素材や技法を使ったもの造りを開始した。現在は、建築・インテリア・グラフィック・照明・プロダクトデザインなど幅広く活動。イタリアデザイン界を代表する一人として国際的に活躍している。

 

次は、1986年にイタリアのデザイナー「パオロ・リザット」のデザインしたフロアースタンド「コスタンザフロア」が、「ルーチェプラン」社より発売された。

 

コスタンザ

 

「コスタンザフロア」は、フロアライトの原型のような、円錐形のポリカーボネート製のシェードと最低限のボリュームのベース、そして軽量なアルミの本体で構成されたスレンダーでモダンなスタンドである。

 

コスタンザ2

 

1986年にデザインして以来、イタリアデザイン界の象徴的な存在として30年近く時を経た今でも「ルーチェプラン」社を代表する商品の一つである。このランプのシェード部分より斜めに延びるスイッチのレバーがアクセントになっている。

 

※「パオロ・リザット」は、1941年ミラノに生まれ、1965年に「ミラノ工科大学」で建築の学位を取得した後に、 自らのスタジオで、建築、インテリア・デザイン、軽デザイン、デザインの分野で独立デザイナーとして活躍した。1978年に「リッカルド・サルファッティ」と「サンドラ・セヴェーリ」と一緒に「ルーチェプラン」社を設立した。 一流インテリアメーカーのデザインも手がけてきた。

 

次は、ドイツ出身のデザイナー「インゴ・マウラ―」が、1992年にデザインしたテーブルランプ「ルーチェリーノ」が発売された。

 

ルーチェリーノ

 

「ルーチェリーノ」は、電球をモチーフにしたプロダクトのひとつで、「リーチェリーノ」の名前は、イタリア語のLuce(光)とUccelino(小鳥)を組み合わせた合成語である。羽をつけた電球が空に向けて飛び立っているかのようなユニークなデザインは、可愛らしく有機的な印象をもっている。

 

ルチェリーノ2

 

「リーチェリーノ」には、調光器がついていて、照明として当然使用出来ますが、インテリアとしても使用することが出来るようなフォルムである。

 

※「インゴ・マウラ―」は、1932年、ドイツのコンスタンス湖 ライへナウ島で生まれ、1954年-58年にかけ、グラフィックデザインを学び、1960年アメリカに移住した。ニューヨークとサンフランシスコにおいてフリーランスのデザイナーとして活動し、1963年にヨーロッパに戻りミュンヘンに定住した。 1966年、「Design M」を 設立した。1985年6月、パリのポンピドゥーセンターにおいて、エキジビジョン「光よ お前のことを考えている」にて、画期的なワイヤー給電システム「YaYaHo」を展示した。「光の魔術師」あるいは「光の詩人」の異名をもつ照明デザインの巨匠、インゴ・マウラーは40年にわたり、「身近な材料から、いかに機能を持った美を生み出すか」をひとつのテーマとして、デザインとアートを融合した独自の照明を作り上げてきました。

 

最後は、1997年に、フィンランド出身のデザイナー「ハッリ・コスキネン」がデザインした「ブロックランプ」を紹介します。

 

ブロックランプ

「ブロックランプ」は、工業用のガラス製ブロックからインスピレーションを得て、柔らかな明かりが広がるユニークなデザインは、彼の学生時代に発表した作品である。この作品が、「デザインハウス・ストックホルム」社の目に止まり、彼の才能に光を与えることになり、北欧・ヨーロッパ諸国をはじめ、アメリカでもベストセラーとなった。そして、「MoMA」のデザイン・コレクションに収められています。サンドブラストによる電球のシェープが、上下に分かれたハンドメイドの重いガラスブロックの間に挟まれるように空間を作るデザインで、その空間に15Wの電球を入れるので、フロアでもテーブルでもデスクでもお使いいただけます。

また、いくつも積み重ねるとドラマチックな光のタワーが誕生します。

 

ブロックランプ2

 

上下それぞれのガラスは手で鋳造され、激しい温度差にひびが入らないように長時間の冷却過程を経て作られています。上に乗っても大丈夫なタフなブロックである。

 

※「ハッリ・コスキネン」は、1970年にフィンランドに生まれ、「ラティ・デザイン学校」を経て、「ヘルシンキ美術デザイン大学」を卒業した。1996年学生時代からよりイッタラやその他のメーカーとフリーデザイナーとして仕事を始め、2000年には「Friends of Industry Ltd.」を開設した。

 

今回は、「カーサブルータス202」、「ヤマギワ」、「FLYMEe」他のHPを参考に紹介しました。

 

☆参考

 

○トロメオ(ミケーレ・デ・ルキ)    

     

 

○コスタンザフロア(パオロ・リザット) 

  

 

○ルーチェリー(インゴ・マウラ―)   

 

○ブロックランプ(ハッリ・コスキネン) 

世界の名作照明

  • 2019.08.17 Saturday
  • 21:13

JUGEMテーマ:照明デザイナー

 

今回は、「世界の名作照明」の第八弾として「世界の名作照明次廚鮠匆陲靴泙后

 

初めに、1971年にデンマーク出身の「ポール・クリスチャンセン」がデザインしたペンダントライト「172A」が発表された。

172A

「172A」は、1枚のプラスチックシートをひとつひとつ手で折りあげてできている。これまでの「レ・クリント」社で製作されたランプは、プラスチックシートを直線的に折っていたシェードに対して、「172A」はカーブを多用した新しい造形方法で製作された。非常に斬新であり独特な彫刻的フォルムは、新たな「レ・クリント」デザインの方向性を確立した。

 

172A2

 

「172A」の美しい光と影のコントラストは、心を潤すあかりの芸術品として、また北欧デザインの代表作として今でも世界中を魅了しています。

 

※「ポール・クリスチャンセン」は、1947年にデンマーク・コペンハーゲンに生まれ、「デンマーク王立アカデミー」を卒業した。1977年に「IB&ヨルラスムッセン」の建築と設計に携わり、1987年には「ボリスベルリン」と共同で「コンプロットデデザイン事務所」を設立した。

 

次は、同じ1971年に、デンマーク出身の「ヴェルナ―・パントン」がデザインしたテーブルライト「パンテラ・テーブル」が発表された。

パンテラテーブル

「パンテラ・テーブル」は、均整の取れた彫刻的でタイムレスなフォルムのランプで、アクリル製の半球形シェードが柔かい拡散光によって周囲の空間を明るく照らす。

 

パンテラテーブル

 

このランプのシェードの先端とその内部のトランペット形ソケットカバーの先端の延長線上に電球のフィラメントがくるようデザインされている。

 

※1926年に、デンマークはガムトフト生まれ、「コペンハーゲン王立美術アカデミー」で建築を学び、1951年に卒業しいた。その後、「アルネヤコブセン建築事務所」で働き、1955年に自身のデザイン事務所を設立した。

 

次は、1972年にドイツ出身の「リチャード・サッパー」がデザインしたデスクランプ「ティツィオ」が発表された。

ティツィオ

「ティツィオ」は、ローボルトハロゲンの採用によりベースとシェードの間をコードレス化にした画期的なデスクランプである。本体の2つのバーを自在に動かすことによって、あらゆる方向を照らすことが可能であり、光量も2段階に調節ができる。

 

ティツィオ2

 

「テェツィオ」は、シャープなフォルムと優れた機能を兼ね備えたこの照明器具は、1979年に「コンパッソドーロ受賞」し、「MOMA」パーマネントコレクションにして保存されている。

 

※「リチャード・サッパー」は、1932年にドイツはミュンヘンに生まれ、機械工学を学んだ後、1956年「ダイムラー・ベンツ」社のデザイン部に勤務し、「ジオ・ポンティ」の建築事務所を経て、60年代からは「マルコ・ザヌーゾ」と共同で多くのデザインを生み出した。1980年からは「IBM」社のデザイン顧問に就任した。

 

最後は、同じ1972年に、日本出身の「倉俣史朗」がデザインしたテーブルライト「Kシリーズ」が発表された。

Kシリーズ

「Kシリーズ」は、通称オバQとも呼ばれ、ハンカチをふわりと摘み上げたその一瞬を形にした。

 

Kシリーズ

 

この「Kシリーズ」は、1984年に撮影された1枚の写真からインスピレーションを受けて、プロジェクトがスタートした。 熱した1枚のアクリル板をひだ加工する製法は熟練を要し、構想から約1年、手加工による美しいドレープが生まれた。

 

※「倉俣史朗」は、1934年に東京都・本郷に生まれ、1956年に「桑沢デザイン研究所・リビングデザイン科」を卒業した。1957年 に「株式会社三愛宣伝課」に籍をおき、主に店舗設計、ショーケース、ウインドウディスプレイの仕事に携わった。1964年 からは、「株式会社松屋インテリアデザイン室」に嘱託として籍をおいた。 1965年に「クラマタデザイン事務所」を設立した。1981年、「エットレ・ソットサス」の誘いで80年代前半を席巻する事になる革命的デザイン運動「メンフィス」に参加した。

 

今回は、「カーサブルータス癸横娃押廖◆Wikipedia」他を参考に紹介しました。

 

☆参考

○172A              ○パンテラ・テーブル

 

○ティツィオ             ○Kシリーズ

  

 

 

 

ミラノサローネ2019

  • 2019.07.25 Thursday
  • 20:41

JUGEMテーマ:ニュース

 

今回は、「ミラノサリーネ国際家具見本市2019」から展示された照明を紹介いたします。

 

まず、初めに芸術家「オラファー・エリアソン」と照明メーカー「ルイスポールセン」のコラボによる照明「OEクワジライト」です。

 

OEクワジライト

 

「OEクワジライト」は、幾何学フォルムをインスピレーションとするこのライトは、「クワジ・クリスタル=準結晶がクワジの語源」であり、結晶体のようなフォルムが美しく光を発し、「グッド・ライト=グッド・ライフ」という「ルイスポールセン」と共有する考えが深く表れている。

「オラファー・エリアソン」とソーラーエンジニアの「フレデリック・オッテセン」による太陽光発電式LEDランプ「リトルサン」があります。世界で送電網が整備されていない地域の16億人の人々にクリーンで安く、信頼性の高い照明を届けようとデザインされランプです。「リトルサンソーラープロダクト」の動画をご覧ください。

 

 

「リトルサン」は、5時間の充電で最高3時間、明るい光(その後数時間は暗めの光)を出します。

   ※「MOMA Design Store」より発売されています。

       ☆リトルサンソーラーライト

 

リトルサンソーラーライト

       ☆リトルサンソーラーライトダイヤモンド

 

リトルサンソーラーライトダイヤモンド

「MOMA Design Store」によると「私たちがこの価格でリトルサンを購入することで、送電網のない地域でリトルサンを手頃な価格で販売する援助となります。」となっております。

 

 「オラファー・エリアソン」は、1967年にデンマーク・コペンハーゲン生まれ、「王立デンマーク芸術アカデミー」を修了し、コペンハーゲンとベルリンを拠点に活動し、1990年代後半から数々の個展やプロジェクトを開催した。彼は、アイスランドの芸術家であり、2003年にロンドンの「テート・モダン」で"Weather Project"という展示を成功させ、同年には「ヴェネツィア・ビエンナーレ」でデンマーク代表となって好評を博した。

 

次は、「フォルマフォンタズマ」と「フロス」のコラボによる「ワイヤーライン」である。

 

ワイヤーライン

 

「ワイヤーライン」は、天井から垂れ下がったケーブルが、ネックレスのようにデザインされた照明である。ケーブルの重なり合う曲線が、照明器具と気づかないほど斬新なデザインである。

 

「フォルマファンタズマ」は、「シモーネ・ファレジン」は1980年にイタリアに生まれ、「アンドレア・トルマリキ」は1983年にイタリアに生まれた。二人のデザイナーによるデザイナー・デュオである。 2007年に、イタリアのフィレンツェにあるデザイン系大学「ISIA」で知り合い、在学中からコラボレーションワークを展開し、修士号取得のためにともにオランダの「デザイン・アカデミー・アイントホーフェン」へ入学し、卒業後に同地でデザインスタジオを設立した。後にアムステルダムに拠点を移し現在に至ります。 

 

次は、オランダのデザイナー「マルセル・ワンダース」のフロアーランプ「ナイトブルーム」です。

 

ブルームライト

 

「ナイト・ブルーム」は、風に花びらが優しく揺れる様子に発想を得て制作され、 ブーケをかたどる1枚1枚の花びらは、つや消しのポーセリン(磁器)をベースに、光と影の生み出すグラデーションが1番美しく見える位置に 計算して配置し、すべて手作業で仕上げられている。 内側から漏れる光が、そのディテールを際立たせ、光と影のコントラストで空間を美しく、幻想的に演出します。

 

「マルセル・ワンダース」は、1963年にオランダ・ボクステル生まれ、1988年に「アーネム美術学校3Dデザイン科」を卒業後、1992年に「Waacsデザイン」の設立に参加し、「アップル」社や「オランダ航空」等のデザインを手がけた。1995年に、自身のスタジオ「ワンダースワンダース」を設立し、「ドローグ・デザイン」に参加。2000年には、インテリアブランド「モーイ」のアートディレクターに就任した。世界初のヒモ製椅子「ノッテッド・チェア」や、息を吹いて点灯・消灯する燭台型照明「B.L.O」などユニークなプロダクトで注目されるデザイナーです。

 

ノッテッド・チェア
ノッテッド・チェア
BIO
B.L.O

今回は、「エル・デコ 161」他を参考に紹介しました。

 

☆参考

※「オラファー・エリアソン」と「フレデリック・オッテセン」の作品

 

○リトルサンソーラーライト

 

       

        ○リトルサンソーラーライトダイヤモンド  

 

世界の名作照明

  • 2019.07.17 Wednesday
  • 10:04

JUGEMテーマ:照明デザイナー

今回は、前回に引き続き「世界の名作照明」の第七弾として「世界の名作照明察廚鮠匆陲靴泙后

 

まず初めに紹介するのは、1965年にイタリアの「ジョエ・コロンボ」がデザインしたテーブルランプ「スパイダー291」です。

 

スパイダー291

 

「スパイダー291」は、照明に必要な要素を最小限の装飾で構成したテーブルランプで、シェードは2カ所が切り抜かれ、一方からは楕円型のシルバー色の電球が覗き、他方は支柱とシェードの接合のために用いられています。中央のつまみで光源の角度、昇降、向きの調節も可能で、機能とデザインの融合を簡潔に表現したミニマルアートな作品である。

 

スパイダー291

 

1967年「コンパッソドーロ」を受賞した代表作でもある。テーブルランプの部分照明であるが、ランプの周囲も明るく照らす。

 

※「ジョエ・コロンボ」は、1930年にイタリアに生まれ、1951年に前衛美術集団「モヴィメント・ヌークレアーレ」を結成しアーティストとして活躍した。

1962年には、イタリア、ミラノにデザイン事務所を開設し、同年「オールーチェ」社より発表した「アクリリカ」で「コンパッソ・ドーロ」を受賞した。

 

アクリリカ
アクリリカ

1969年には、ドイツで開催された「ヴィジョーナ1」で近未来的な可動式住宅のデザインを手掛け大きな話題となる。

1970年に発表した「ボビーワゴン」は「MOMA」のパーマネントコレクションとして収蔵されている。

 

次に紹介するライトは、1966年にイタリアの「スーパースタジオ」のデザインしたテーブルランプ「パッシフローラ」です。

 

パッシーフローラ

 

「パッシフローラ」は、キリストの受難の花「時計草」から名付けられた。雲をモチーフにした照明「ヌーボラ」の改良品と言われ、円柱状のアクリルを成型した個性的なフォルムから柔らかな光が広がります。その愛らしいフォルムの中にストライキやデモが多発する60年代のイタリアに向けたメッセージが込められているようである。

 

※「スーパースタジオ」は、1960年代のラディカルデザインの草分け的デザイナーグループで、当初は、1966年「アドルフォ・ナタリーニ」と「クリスチアーノ・トラルド・ディ・フランチア」二人で始めた。その次の年に「ロベルト・マグリス」が加わり、1968年には「ピエロ・フラシネリ」が加わった。1970年には、「アレッサンドロ・マグリス」と「アレッサンドロ・ポーリ」の二人がメンバーに加った。しかし、彼らには、実作はほとんどなく、過激なドローイングによって有名になった。

中心人物の「ナタリーニ」は、1941年にイタリア、トスカナ州ピストイア生まれ。1959年から64年まで画家として活動した。1966年に「フィレンツェ大学」で建築学位を取得して設計活動を開始した。そして、1973年からは「フィレンツェ大学」建築学科教授に就任した。いずれも「エットーレ・ソットサス」の後ろ盾を得て、ラディカルな反デザインを展開している。

 

さらには、1967年にイタリアの「アンジェロ・マンジャロッティ」がデザインしたペンダントライト「ジョガーリ35」の紹介をします。

 

ジョガーリ35

 

「ジョガーリ35」は、建築的発想より生まれた作品であり、オーナメントを固定しないで、ひとつひとつ引っ掛けてフォルムを形成している。その照明のシルエットがオーナメントの組合せによってさまざまの空間を演出します。また組み立て式にすることで画期的なデリバリーを実現したプロダクト商品である。 「ジョガーリ35」は直径350ミリ、高さ300ミリの寸法で、小さめのサイズの照明です。

 

ジョガーリ35

 

※「アンジェロ・マンジャロッティ」は、 1921年にイタリア、ミラノ生まれ、1948年に「ミラノ工科大学」の建築科を卒業した。「マックス・ビル」に出会った後、1953年にアメリカに渡り、「イリノイ工科大学」の客員教授としてシカゴで仕事をした。アメリカ時代に「フランク・ロイド・ライト」、「 ヴァルター・グロピウス」、「 ミース・ファン・デル・ローエ」等に会い、人間的、職業的な成長に大きな影響を受けた。 2年後、イタリアに帰国し、ミラノに自分の建築事務所を開いた。 1989年には、東京に「マンジャロッテ&アソシエーツ事務所」を開いた。1986年から1992年まで、「コッレ・クリスタレリア」社のアート・ディレクターを務めた。

 

次は、1967年にイタリアの「ヴェコ・マジストレッティ」のデザインしたテーブルランプの「エクリッセ」です。

 

エクリッセ

「エクリッセ」は、「月食」を意味するテーブルランプで、レバーを回転させることで内側のシェードを回転させ、月の満ち欠けのように調光をすることが出来ます。1967年に「コンパッソドーロ賞」を受賞しました。

 

エクリッセ2

 

※1920年イタリア、ミラノに生まれ、「ミラノ工科大学」で建築を学び、卒業後父親のデザイン事務所で仕事を始めた。都市計画、建築、インテリアデザイン、インダストリアルデザイン、家具デザインなどの分野で活躍します。「カッシーナ」社の家具も多く手掛け、12点もの作品が「MOMA(ニューヨーク近代美術館)」のコレクションになっている。家具の他にも照明器具なども多く手掛けた。現在のイタリアデザイン界の基盤を作ったデザイナーのひとりです。

 

最後は、1968年に「ボンダーラップ&トーラップ」のペンダントライト「セミ・ペンダント」です。

 

セミペンダント

「セミ・ペンダント」は、 4分の1の円弧の幾何学的なフォルムのシェードからコードに繋がるフォルムの連続性は、デザイナーのこだわりと金属絞り加工の技術によって実現された。20世紀の「デンマークデザイン」を象徴するデザインの一つで、2010年にデンマークで新たなカラーのペンダントが製作された。

 

セミ・ペンダント2

 

※「クラウス・ボンダーラップ」1943年にデンマークに生まれ、「トーステン・トーラップ」は1944年に生まれた。二人とも、1969年に「デンマーク王立芸術アカデミー」の建築学校を卒業し、デンマークの建築家「ヘニング・ラーセン」の事務所に入った。その後、コペンハーゲンで「ソーラップアーキテクツ」を設立して、都市計画から建築、家具デザインに至るまで世界中で数々のプロジェクトを手掛けた。

 

今回は、「カーサブルータス202」他を参考に紹介しました。

 

☆参考

 

○カーサブルータス202     

○スパイダー291         

○ジョガーリ35          

○エクリッセ           

○セミ・ペンダント        

世界の名作照明

  • 2019.06.16 Sunday
  • 10:36

JUGEMテーマ:インテリアデザイン

 

今回は、前回に引き続き「世界の名作照明」の第六弾として「世界の名作照明此廚鮠匆陲靴泙后

 

まず初めに紹介するのは、1960年にフィンランドの「ユキ・ヌンミ」がデザインしたペンダントライト「スカイフライヤー」です。

 

スカイフライヤー

 

「スカイフライヤー」は、円盤型のアクリル2個を上下に組み合わせたペンダントライトで、乳白色のアクリルを通した柔らかな光が、滑らかなラインの照明全体を浮き立たせ、素材の性質を活かした照明である。

 

スカイフライヤー2

 

※「ユキ・ヌンミ」は、 1925年中国生まれ、1950年に「ヘルシンキ工業美術大学」を卒業し、その後、照明器具メーカーの「オルノ」社のデザイナーとなって、病院、療養所用の照明を製作する。1955年に発表したテーブルランプ「モダンアートテーブルランプ」は、アクリル素材で、シンプルなデザインが話題となり、「MOMA」に収蔵されている。

 

モダンアート

 

次に紹介するライトは、1962年にイタリアの「アッキレ&ピエル・ジャコモ・カステリオーニ」がデザインしたフロアーライト「アルコ」です。

 

アルコ

 

「アルコ」ライトは、60kgの重さの大理石で出来たベースから大きなアーチを描くようにアームが伸びてシェードが先端についている。このアーチ状の形態から「アルコ」と名づけられた。アーチは、高さが2m以上もあるために、部屋全体を照らすことが出来る。 シェードは、ステンレス製のボールのような外側とざるのような穴があいた内側部分の2重構造になっていて、2枚のシェードをずらすことで光の角度を変えることが出来る。

 

アルコ2

 

※「アッキレ・カステリオーニ」は、1918年ミラノで生まれ、1944年に建築の学位を取得した。 1940年始めより、兄の「リビオ」と「ピエル・ジャコモ 」とともに工業生産のテスト分野に専念していた。卒業後、全体的なデザインプロセスの開発を目的として、形状、手法、新素材の研究をスタートした。1956年に「ADI(インダストリアル・デザイン協会)」の創設した一人である。1962年の「フロス」社創設にデザイン部門責任者として兄弟で参画した。1970年代からは「ミラノ工科大学建築学科教授」に就任した。兄の「ピエル・ジャコモ」との協働作品である。

 

次に紹介するランプは、1962年にスペインの「ミゲラ・ミラ」がデザインしたフロアライトの「703セスタ」です。

 

703セスタ

 

「703セスタ」は、ランタンをイメージする愛らしいフォルムで、ガラス製のシェードとチェリー素材のハンドルで構成されている。テーブルスタンドでもフロアスタンドでも使えるランプである。

 

703セスタ2

 

※「ミゲラ・ミラ」は、1931年にスペイン、バルセロナで生まれ、兄の「アルフォンソ・ミラ」の会社で働き、8年後、自身の事務所を設立した。初期のビジョンは、バウハウスの合理主義に基づいたデザインである。1960〜70年代は 「エリザバ」及び「エイナ」デザイン学校で教鞭をとった。

 

最後に紹介するランプは、1964年にイタリアの「ブル−ノ・ムナーリ」がデザインしたペンダントライト「フォークランド」です。

 

フォークランド

 

「フォークランド」は、シェードにストッキングのような伸縮性のある素材で、円形の金属フレームを覆った構造である。このシェードは、フレームを吊り下げる役割と、伸縮性と重力の均衡によって得られる曲線を生み出している。シェードは、円柱状に編まれた専用素材で、縦方向の縫製が無いので美しいオブジェのような佇まいを実現している。

 

フォークランド2

 

※「ブルーノ・ムナーリ」は、1907年にイタリア、ミラノに生まれ、幼少期を北イタリアのバディーア・ポレージネで過ごした。18歳でミラノに戻り、イタリアの前衛美術運動の一つ「未来派」の活動に参加した。 1950年代からイタリアの「ダネーゼ」社のためにデザインした数多くの家具、照明器具などがある。1958年、イタリアを訪れていた美術評論家の「瀧口修造」と知り合ったことで、1965年に瀧口によって日本で個展を開催することが出来た。 1967年、アメリカ「ハーバード大学」へ招かれて「ビジュアル・コミュニケーション・デザイン」の講義を行い、その後、イタリア・ミラノの「ブレラ美術アカデミー」などで教鞭を執った。

 

今回は、「カーサブルータス」、「Wikipedia」他を参考に紹介しました。

 

☆参考

 

○スカイフライヤー              

 

 

 

○アルコランプ               

 

 

 

○703セスタ                

               

 

 

 ○フォークランド              

 

 

世界の名作照明

  • 2019.06.01 Saturday
  • 16:06

JUGEMテーマ:インテリアデザイン

 

今回は、前回に引き続き「世界の名作照明」の第五弾として「政界の名作照明后廚鮠匆陲靴泙后

 

まず初めに、1959年に村野藤吾がデザインしたフロアースタンド「S7236」です。

 

S7236

 

戦後モダニズムの旗手と言われる「村野藤吾」は、京都の「都ホテル(現・ウェスティン都ホテル京都)」の別館「佳水園」のためにデザインしたのがフロアースタンド「S7236」である。 

 

S7236

 

1959年に完成した「佳水園」は、戦後の数寄屋建築の傑作と言われている。

佳水園
ウェスティン都ホテル京都HPより

 

醍醐寺三宝院の庭を模した「白砂の中庭」を取り囲むように、計20の客室が配された建物で、純和風建築のように見えるが、「村野藤吾」自身は、「日本的というよりもむしろ洋風だと思っています。」と答えている。

 

※「村野藤吾」は、1891年に現在の佐賀県唐津市で代々船問屋を営む家の一男第三子として生まれ、1910年、福岡県小倉工業高校機械科を卒業後、八幡製鐵所に入社し、1911年から2年間にわたって従軍した。1913年に「早稲田大学理工学部電気工学科」に入学して、1915年に「早稲田大学建築学科」へ転学、1918年に卒業した。 卒業後「渡辺節建築事務所」に入所し、「日本興業銀行本店」、「ダイビル本館」、「綿業会館」等の設計に携わった。1929年、「渡辺節建築事務所」を退所して、「村野建築事務所」を開設した。1949年に「村野・森建築事務所」に改称して活動をした。

 

次は、1959年に「アルネ・ヤコブセン」によってデザインされたテーブルランプの「AJテーブル」です。

 

AJテーブル

 

デザイナーズホテルの先駆けともいえる、コペンハーゲンの「ロイヤルホテル」のためにデザインされ、その翌年「ルイスポールセン」社によって製品化されました。

 

AJテーブル2

 

1960年にコペンハーゲン中央駅のそばに完成したこのホテルは、「アルネ・ヤコブセン」が設計し、内部の家具や照明、カーペットやドアノブ、カトラリーにいたるまでデザインした世界で初めてのデザインホテルである。

 

ロイヤルホテル

 

現在は、「ラディソンブルロイヤルホテル」となっている。

※「アルネ・ヤコブセン」は、1902年デンマーク、コペンハーゲンに生まれ、1921年に画家になることを父に反対されて家出し、友人の建築家「フレミング・ラッセン」の勧めで建築の道に進むために、1924年に「デンマーク王立芸術アカデミー」に入学した。在学中、「カイ・フィスカー」のもとで、1925年のパリ万国博覧会にデンマーク・パヴィリオンの椅子の設計で参加した。1927年に、「デンマーク王立芸術アカデミー」を卒業して、「パウル・ホルセン」の事務所に入所し、その後独立し活躍した。

 

最後は、1962年に「シャルロット・ぺリアン」がデザインしたウォールライト「アプリーク ア ヴォレ ピヴォタン」を紹介します。

 

ウォールライト

 

このランプは、1962年に自身の山荘の寝室のために、光を制御できるブラケットライトとしてデザインしたものである。

 

ウォールライト2

 

壁に多灯設置すると、「ル・コルビュジエ」の代表作「ロンシャン礼拝堂」の光降り注ぐ小窓のような幻想的な空間が現れます。

 

※1903年に、フランス、パリの服飾職人の両親の元に生まれ、様々な素材に囲まれて育ちます。パリの「装飾美術中央連合学校(エコールUCAD)」で学び、1926年に卒業。自らアトリエを構え、数々の展覧会に家具を出品。1927年「サロン・ドートンヌ」に出展した「屋根裏のバー」(下の写真)が大反響を巻き起こします。この作品がきっかけで、「ル・コルビュジエ」のアトリエへ入所し、「シェーズロング」を始め、数々の名作を「ル・コルビュジエ」とともに世に送り出した。1937年、アトリエで一緒に机を並べていた「坂倉準三」の誘いで、輸出工芸指導の顧問として日本へ招かれ、1年余りの滞在期間に日本各地を「柳宗理」の案内でまわり、日本の伝統的な暮らしや美意識に深い感銘を受け、その後の作品に強く 反映されています。

 

屋根裏のバー

 

今回は、「wikipedia」、各メーカーHP他を参考に紹介しました。

 

☆参考

               ○ B1873

 

   

 

               ○AJスタンド

 

 

                ○アプリーク・ア・ヴォレ・ピヴォタン

 

 

 

世界の名作照明

  • 2019.05.19 Sunday
  • 14:19

JUGEMテーマ:照明デザイナー

 

前回に引き続き、「カーサブルータスの美しい照明術」に記載された名作照明を紹介します。

 

今回の最初は、フランスの有名な建築家「ル・コルビュジエ」が、1954年にデザインしたフロアーランプ「プロジェクター365」です。

 

プロジェクター365

 

1954年に、インドの「チャンディーガル・高等裁判所」をてがけた際にデザインした照明器具で、無骨な工場用照明の形状を、洗練されたインテリア照明へと「ル・コルビュジエ」は、昇華させました。「 ネモ」社によって復刻されたこのランプは、2013年にイギリスのライフスタイル誌 「Wallpaper」の「Design Award - Best Reissues」を受賞した。

 

このシリーズには、ペンダントライトがある。

 

プロジェクター365

 

※「ル・コルビジュエ」」は、1887年にスイスに生まれ、フランスで主に活躍した建築家である。「近代建築の三代巨匠」とも言われた。1908年に、パリに行き「オーギュスト・ペレ」の事務所で学び、1910年からは「ペーター・ベーレンス」の事務所に籍を置いて建築を学んだ。 1911年から半年かけてベルリンから東欧、トルコ、ギリシャ、イタリアを巡る東方の旅に出た。

1914年に、「ドミノシステム」を発表し、1920年には「レスプリ・ヌーヴォー」を創刊した。「チャンディーガル都市計画」に携わったのは、1950年からで、「高等裁判所」が完成したのは、1955年である。

 

高等裁判所

 

次は、1950年に「ジャン・プルーヴェ」のデザインした「ポテンス」ランプです。

 

ポテンス

 

「ポテンス」は、壁面に取り付けた軸を中心に可動し、スチール製のアームとビーチ材のハンドルがアイコンの室内用ウォールランプです。細く突き出たアーム先端とベース部分は、張られたワイヤーによってテンションがかかっており、ハンドルを動かすことで、光源の向きを変えることが出来ます。

 

ポテンス2

 

2016年から日本仕様の器具が販売再開された。ランタンを吊るす腕木を意味する「ポテンス」は、シンプルな構造ながらユニークなフォルムのアイコニックランプです。

 

※「ジャン・プルーヴェ」は、1956年、ベルギーのアントワープ生まれ。建築を学んだ後に、インテリアデザイナーとして活躍し、1988年よりベルギー・ゲントに自身の工房を構えて、家具やインテリアデザインを数多く手掛けています。

 

今回の最後は、1958年に「ポール・ヘミングセン」によってデザインされた「PH5 」の1994年にバージョンアップされた「PH5クラシック」ランプです。

 

PH5

 

「PH5」ランプは、「ルイスポールセン」社の協力で、「ポール・へニングセン」の光に関する考察を元に生まれた。美しさ、機能性、品質のすべての要素を兼ね備えたペンダント照明の傑作である。「PH5」は、「ポール・へニングセン」のイニシャルと、シェードの直径が50cmから名付けられた。

 

PH5

 

「PH5クラッシク」は、「ポール·ヘニングセン」生誕100年の1994年にヴァージョンアップしたタイプで、旧名は「PH5プラス」と呼ばれていました。

 

※「ポール・ヘミングセン」は、1894年にデンマークのコペンハーゲンに生まれ、1911年から1914年までフレデリクスベアの「テクニカル・スクール」で学び、1914年からは、コペンハーゲンの「テクニカル・カレッジ」で学んだ。1917年に卒業後は、伝統的な機能主義建築の建築の仕事から、照明分野へと移った。 第二次世界大戦の初めごろにコペンハーゲンが、ドイツ軍に占領されたために、スウエーデンに亡命した。1925年から「ルイス・ポールセン」社とのコラボレーションを始め、亡くなるまで続けた。

 

今回は、「カーサブルータス202」、「Wikipedia」他を参考に紹介しました。

 

☆参考

 

○プロジェクター365   ○ポテンス     ○PH5クラシック

 

  

 

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