世界の名作照明

  • 2019.01.21 Monday
  • 04:17

JUGEMテーマ:照明デザイナー

 

前回に引き続き、「カーサブルータスの美しい照明術」に記載された照明を紹介します。

 

今回は、建築界の巨匠「フランク・ロイド・ライト」によって1933年にデザインされたスタンドライト「タリアセン」を紹介します。

 

「フランク・ロイド・ライト」は、1867年にアメリカ・ウィスコンシン州に生まれ、ウィスコンシン大学マディソン校土木科を中退して、シカゴに移り住んだ。「ジョセフ・ライマン・シルスビー事務所」に務めたが、1年ほどで事務所を辞めて、「アドラー=サリヴァン事務所」に移った。しかし、ここでアルバイトで住宅設計をしたことを「サリヴァン」に咎められて1893年に事務所を辞めた。その後、自らの設計事務所を立ち上げ、多くの建築作品を残した。

 

「タリアセン」は、1902年にタリアセンの敷地内にある「ヒルサイド・ホーム・スクール」の体育館を劇場に改装した際にデザインされたペンダント照明から始まった。

 

タリアセンペンダント
タリアセンペンダント

ここで「カーサブルータス」で紹介している「タリアセン」は、「タリアセンシリーズ」のうちのスタンドライトの「タリアセン2」を示している。

 

タリアセン2
タリアセン2

「タリアセン2」は、 ランプを覆ういくつものブロックで制御された上下方向に光りを拡散させ、さらに遮光板に反射させることで間接光の心地よい明るさを醸し出している。遮光板は、ブロックの上下どちら方向にも設置ができ、下側に設置した場合はアッパーライトとして上方向へ光を強く放射させる。

 

スタンドライト「タリアセン2」を使用している画像です。

 

タリアセン2画像

 

 

次は、「ジョージ・カワーダイン」が1935年にデザインし発売した「オリジナル1227」を紹介します。

 

「ジョージ・カワーダイン」は、自動車メーカー「ホルストマン」のユークリッド幾何学に精通したエンジニアで、1916年にチーフデザイナー兼工場長として活躍していたが、サスペンションシステムを専門とする会社を設立のために辞めた。様々なタイプの自動車サスペンションの開発を行いながら、自由に曲げられさらに思い通りのポジションにキープ出来るタスクランプのメカニズムを開発した。

 

「オリジナル1227」は、1934年、最初のモデルである4本スプリングの「1208」と「1209」を生産・販売して、多くの使用が見込まれたことから、1935年に、よりシンプルでスタイリッシュな3本スプリング・3本アームのテーブルランプ「1227」として制作された。

 

オリジナル1227

 

「オリジナル1227」は、スプリング式アームランプの元祖であり、タスクランプのアイコン的存在でもあり、イギリスを代表する照明となった。今回は、「アングルポイズ」社の75周年を記念して復刻版として販売された。「オリジナル1227」は、3本のスプリングが重量バランスを取り、スムーズなアームの動きで思い通りのポジションにキープすることが出来る画期的な照明である。

 

1986年に公開された映画会社「ピクサー」の短編映画「ラクソ― Jr」では、「アングルポイズ」社のデスクランプをモデルとして主人公を考案して上映された。それが、その後「ピクサー」のマスコットキャラクターとなって、「ピクサー」のロゴに登場している。

 

ピクサー

 

「ジョージ・カワーダイン」が、執筆机で使用していらランプのオマージュとして、「ロアルドダール博物館」のために制作されたのが、三倍のスケールで製作された「1227」である。それが、「アングルポイズオリジナル1227ジャイアント」として復刻して、リビング等でも使用することが出来るようになった。

 

1227ジャンボ

 

今回の最後は、「アルヴァ・アアルト」が1937年にデザインした「A330S ゴールデンベル」を紹介します。

 

「アルヴァ・アアルト」は、1898年に、フィンランド大公国クオルタネに生まれ、1903年にユヴァスキュラに移り少年時代を過ごし、その後、アラヤルヴィに移り住んだ。1916年に「ヘルシンキ工科大学」において「アルマス・リンドグレン」の下で建築を学び、 1921年卒業後、スウェーデンに渡って「アルヴィート・ビヤルケ」の事務所で働いた。1922年にユヴァスキュラの近くに建つ教会を設計し、 1923年にはユヴァスキュラに仕事を得たことで、戻って彼の設計事務所を設立した。彼の本名は、「フーゴ・ヘンリク・アアルト」とであったが、フィンランド建築家リストのトップに来るように「アルヴァ・アアルト」とした。

 

「A330S ゴールデンベル」は、ヘルシンキに設計した「サヴォイ・レストラン」のためにデザインされた照明であるが、1937年のパリ万博にもこの作品は出品された。「A330S ゴールデンベル」は、一体成型のなめらかなフォルムが特徴で、コンパクトであるが高級感のあるデザインのペンダントライトである。

 

ゴールデンベル

 

「ヤマギワの広報担当の新貝裕美さん」によれば、「照明器具は、光が灯っている時はもちろんですが、光が消えているときのたたずまいがいかに美しいかもポイントのひとつだと思っています。この場合の美しいは、光やデザインに加えて空間をこわさずにそのラインというかデザインを楽しませるかということです。この照明は、光もたたずまいもその条件にあてはまる作品だと思っています」とコメントしている。

 

ゴールデンベル画像

 

 

今回は、「コーサブルータス 美しい照明術」、「ヤマギワ」HP他を参考に紹介しました。

 

☆参考

 

  ◎ヤマギワオンライン

 

       ○タリアセン2

 

       

       ○オリジナル1227

 

       ○A330S ゴールデンベル

 

 

 

スポンサーサイト

  • 2020.04.13 Monday
  • 04:17
  • 0
    • -
    • -
    • -
    コメント
    コメントする








        

    PR

    calendar

    S M T W T F S
         12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    31      
    << May 2020 >>

    ヤマギワの照明

    ルームズ大正堂

    楽天おすすめ商品

    北海道小樽のスイーツ ルタオ

    JALパック JALSKI

    selected entries

    categories

    archives

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM