世界の名作照明

  • 2019.07.17 Wednesday
  • 10:04

JUGEMテーマ:照明デザイナー

今回は、前回に引き続き「世界の名作照明」の第七弾として「世界の名作照明察廚鮠匆陲靴泙后

 

まず初めに紹介するのは、1965年にイタリアの「ジョエ・コロンボ」がデザインしたテーブルランプ「スパイダー291」です。

 

スパイダー291

 

「スパイダー291」は、照明に必要な要素を最小限の装飾で構成したテーブルランプで、シェードは2カ所が切り抜かれ、一方からは楕円型のシルバー色の電球が覗き、他方は支柱とシェードの接合のために用いられています。中央のつまみで光源の角度、昇降、向きの調節も可能で、機能とデザインの融合を簡潔に表現したミニマルアートな作品である。

 

スパイダー291

 

1967年「コンパッソドーロ」を受賞した代表作でもある。テーブルランプの部分照明であるが、ランプの周囲も明るく照らす。

 

※「ジョエ・コロンボ」は、1930年にイタリアに生まれ、1951年に前衛美術集団「モヴィメント・ヌークレアーレ」を結成しアーティストとして活躍した。

1962年には、イタリア、ミラノにデザイン事務所を開設し、同年「オールーチェ」社より発表した「アクリリカ」で「コンパッソ・ドーロ」を受賞した。

 

アクリリカ
アクリリカ

1969年には、ドイツで開催された「ヴィジョーナ1」で近未来的な可動式住宅のデザインを手掛け大きな話題となる。

1970年に発表した「ボビーワゴン」は「MOMA」のパーマネントコレクションとして収蔵されている。

 

次に紹介するライトは、1966年にイタリアの「スーパースタジオ」のデザインしたテーブルランプ「パッシフローラ」です。

 

パッシーフローラ

 

「パッシフローラ」は、キリストの受難の花「時計草」から名付けられた。雲をモチーフにした照明「ヌーボラ」の改良品と言われ、円柱状のアクリルを成型した個性的なフォルムから柔らかな光が広がります。その愛らしいフォルムの中にストライキやデモが多発する60年代のイタリアに向けたメッセージが込められているようである。

 

※「スーパースタジオ」は、1960年代のラディカルデザインの草分け的デザイナーグループで、当初は、1966年「アドルフォ・ナタリーニ」と「クリスチアーノ・トラルド・ディ・フランチア」二人で始めた。その次の年に「ロベルト・マグリス」が加わり、1968年には「ピエロ・フラシネリ」が加わった。1970年には、「アレッサンドロ・マグリス」と「アレッサンドロ・ポーリ」の二人がメンバーに加った。しかし、彼らには、実作はほとんどなく、過激なドローイングによって有名になった。

中心人物の「ナタリーニ」は、1941年にイタリア、トスカナ州ピストイア生まれ。1959年から64年まで画家として活動した。1966年に「フィレンツェ大学」で建築学位を取得して設計活動を開始した。そして、1973年からは「フィレンツェ大学」建築学科教授に就任した。いずれも「エットーレ・ソットサス」の後ろ盾を得て、ラディカルな反デザインを展開している。

 

さらには、1967年にイタリアの「アンジェロ・マンジャロッティ」がデザインしたペンダントライト「ジョガーリ35」の紹介をします。

 

ジョガーリ35

 

「ジョガーリ35」は、建築的発想より生まれた作品であり、オーナメントを固定しないで、ひとつひとつ引っ掛けてフォルムを形成している。その照明のシルエットがオーナメントの組合せによってさまざまの空間を演出します。また組み立て式にすることで画期的なデリバリーを実現したプロダクト商品である。 「ジョガーリ35」は直径350ミリ、高さ300ミリの寸法で、小さめのサイズの照明です。

 

ジョガーリ35

 

※「アンジェロ・マンジャロッティ」は、 1921年にイタリア、ミラノ生まれ、1948年に「ミラノ工科大学」の建築科を卒業した。「マックス・ビル」に出会った後、1953年にアメリカに渡り、「イリノイ工科大学」の客員教授としてシカゴで仕事をした。アメリカ時代に「フランク・ロイド・ライト」、「 ヴァルター・グロピウス」、「 ミース・ファン・デル・ローエ」等に会い、人間的、職業的な成長に大きな影響を受けた。 2年後、イタリアに帰国し、ミラノに自分の建築事務所を開いた。 1989年には、東京に「マンジャロッテ&アソシエーツ事務所」を開いた。1986年から1992年まで、「コッレ・クリスタレリア」社のアート・ディレクターを務めた。

 

次は、1967年にイタリアの「ヴェコ・マジストレッティ」のデザインしたテーブルランプの「エクリッセ」です。

 

エクリッセ

「エクリッセ」は、「月食」を意味するテーブルランプで、レバーを回転させることで内側のシェードを回転させ、月の満ち欠けのように調光をすることが出来ます。1967年に「コンパッソドーロ賞」を受賞しました。

 

エクリッセ2

 

※1920年イタリア、ミラノに生まれ、「ミラノ工科大学」で建築を学び、卒業後父親のデザイン事務所で仕事を始めた。都市計画、建築、インテリアデザイン、インダストリアルデザイン、家具デザインなどの分野で活躍します。「カッシーナ」社の家具も多く手掛け、12点もの作品が「MOMA(ニューヨーク近代美術館)」のコレクションになっている。家具の他にも照明器具なども多く手掛けた。現在のイタリアデザイン界の基盤を作ったデザイナーのひとりです。

 

最後は、1968年に「ボンダーラップ&トーラップ」のペンダントライト「セミ・ペンダント」です。

 

セミペンダント

「セミ・ペンダント」は、 4分の1の円弧の幾何学的なフォルムのシェードからコードに繋がるフォルムの連続性は、デザイナーのこだわりと金属絞り加工の技術によって実現された。20世紀の「デンマークデザイン」を象徴するデザインの一つで、2010年にデンマークで新たなカラーのペンダントが製作された。

 

セミ・ペンダント2

 

※「クラウス・ボンダーラップ」1943年にデンマークに生まれ、「トーステン・トーラップ」は1944年に生まれた。二人とも、1969年に「デンマーク王立芸術アカデミー」の建築学校を卒業し、デンマークの建築家「ヘニング・ラーセン」の事務所に入った。その後、コペンハーゲンで「ソーラップアーキテクツ」を設立して、都市計画から建築、家具デザインに至るまで世界中で数々のプロジェクトを手掛けた。

 

今回は、「カーサブルータス202」他を参考に紹介しました。

 

☆参考

 

○カーサブルータス202     

○スパイダー291         

○ジョガーリ35          

○エクリッセ           

○セミ・ペンダント        

スポンサーサイト

  • 2020.03.28 Saturday
  • 10:04
  • 0
    • -
    • -
    • -
    コメント
    コメントする








        

    PR

    calendar

    S M T W T F S
       1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    2627282930  
    << April 2020 >>

    ヤマギワの照明

    ルームズ大正堂

    楽天おすすめ商品

    北海道小樽のスイーツ ルタオ

    JALパック JALSKI

    selected entries

    categories

    archives

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM